業務案内

ブログ

2014. 4.23  『鍍金(めっき)』



クロムメッキ処理を外注依頼していたパーツたちがようやく帰ってきた。

当店では過去の加工処理上で『メッキ加工』という手法はほとんど施さないできた。
理由はいくつかある。

①気軽に出せるメッキ屋さんを知らない。
②結構お金がかかりそう
③ステンレスで作った方がサビなくていい
④ギラギラはさほど好きじゃない
⑤工夫やアイデア次第でかっこいいものは作れる

等、色を塗ってしまえばよさそうな部分は色を塗り、
どうしても光らせたい場合はアルミやステンで製作...と、難関をくぐり抜けてきた。
しかし、今回のGXカスタムは「どうしてもこの部分は...」
という欲望も後押しし、永年の重い腰を上げることとなる。

とある情報から以外にも身近にメッキ屋さんがあると知り、早速工場を営業訪問。
「すんませ~ん、社長おりまっか~」
工場の社長は当方の意向を快く引き受けてくれた。
「おおきに社長!また来まっさ~!」と工場をスキップとムーンウォークを繰り返しながら後にする。
「うん、道は開けた....ポーッ!」
早速パーツを厳選し、作業依頼だ。
その後、チュッパチャップスをくわえながら、じ~っくり待つこと3週間
(当初の話では10日程だったが....ちと遅い...汗)
本組み作業終盤でようやく手元に戻ってきた。
業者からいただいた袋を開けると、そこには輝かしいワンオフパーツ君達が
「キラ~ン!俺ってイカしてるだろ!」と叫んでいるではないか。
「待たれぃ!」と焦る想いを押し殺し、まずは防錆作業をネリネリ。
慎重に車体につけてみる。「いいね~!」
やっぱり塗装とは一味違ういでたちになった。

クロムメッキのデメリットとしては、やはり『サビ』だ。
それもイヤで今まではできるだけステンで作ってきた。
だがこれもメンテ次第ではいつまでも輝きは持続できる。

時間は少々かかるが、今後のカスタム作業に大きく貢献してくれる一つの手法となるだろう。

「あの店もメッキがはがれたな」なんて言われないよう、偽ることなくめっきめっき頑張りたいものだ。

『ライフ』
『ライフ』 『ライフ』 『ライフ』