「暑い~…汗」
と、ついつぶやいてしまう猛暑の毎日…
とうとう近畿地方も梅雨明けし今年も『夏』本番がやってきた。
時折、事務所に入ると愛犬ビリーが人間みたくあおむけになって
めい一杯の放熱体勢で文句も言わず寝ている。
スタッフの休憩以外はクーラーを切って窓を開けているだけの部屋だ。
さぞかし暑いだろう。
しかしどうだ!『犬』は何も言わない。
当たり前だが、「あつ~….」「クーラーつけて!」なんてつぶやかない。
それにくらべて人間は、何かと言えば「あつ~い」「さむ~い」
を連呼してしまう始末。
一人でいる時でさえつぶやいてしまう。
なぜだ?言ったところで何も変わらないはずだが….う~む、不思議だ。
そんな中、私はふと思う。
自分より過酷な条件で働いている人や暮らしている人は山ほどいる
うん、自分なんてまだまだ幸せな環境じゃ~ないか!
断熱が施された建物の中で作業し、おまけに扇風機がワンワン回っている….
人はつい『幸せ』を『あたりまえ』と思ってしまう悪い癖がある。
「暑い」「寒い」「痛い」「かゆい」…..
辛いときはついグチグチ口走ってしまうが、その逆はどうだ?
暑くも寒くもない春や秋の気持ちのいい環境のときや
何も体に異常がなく痛くもかゆくもない、いわゆる『普通』のとき…
そんなとき、なぜか人は何もつぶやかない。
「暑くも寒くもないなぁ」「痛くもかゆくもないよワッハッハ」
……等と頻繁には口にしない。
それこそ『幸せ』を『あたりまえ』と思っている瞬間だ。
うん!実にもったいない!
そんなときこそ、つぶやく意味があるのでは?
そうだ!「あつ~」と無意味につぶやくなら、
そう、どうせ同じ『言葉』を発し、カロリーを消費するのなら
どんな時も「幸せ~」とつぶやくことにしよう!
全ての状況に当てはまり、
その上、元気も出てくる不思議で素晴らしい言葉なのだ。
….と、自分に言い聞かせて…..の、乗り切るしかない…汗
長い前ふりの後で、近況ブログ はい、どうぞ….
ある日のエピソード①
今月は二ヵ月に一度の私自身の車検月。
毎回、病院に行く数日前から節制モードに切り替え
ベジタリアンに変身!準備万端で検査に挑む!
採血チク~、検尿ジョロ~…..
結果が出るまでしばしサテンで一服….
「今回もたいして悪くなっていませんように….」
祈る思いで診察を受ける。
「せ、先生!どないでっか!?嫁も子供もいるんです!!泣」
「キンコンカンコ~ン!合格よ!(ハート)」
….鐘の音とともに今回も貴重な『2か月間』をいただいた!
よ~し!呑むぞ~!ひゃ~っほ!
ある日のエピソード②
永年、東京で暮らし働いている小学校からの幼なじみの友人Hが帰ってきた。
ほぼ、2か月に一度のスパンで呑みに帰ってくる。
その度、私は彼と酒をくみかわす。
近くの飲み屋でやんややんや….話はつきない。
その日も、その次の日も….
数日間の彼の滞在中、
私の腎臓は悲鳴をあげ、着実にクレアチニンの数値は上がるのだ…
気持ちのいい『疲労』をありがとう!H!また呑もう!
ある日のエピソード③
二日酔いでうなだれ、
疲労困憊で働いているところへ幼なじみHがやってきた。
「ワッツアップ!プリ~ズ原チャリ!ヒャ~ッホ!」
英語が堪能な彼はド田舎の西ノ庄に溶け込むべく
アメリカンスタイルなのか、片手でボードをかつぎママチャリで颯爽と登場。
『昭和の新陳代謝』と呼ばれ、驚異の胃袋を持つ彼には連日の不摂生などものともしない。
近所のヤンキーバイクのテールよりもたからかに、
サーフボードをなびかせ彼は一人海へと走って行った….
「シーユー!!」
「…..」
ある日のエピソード④
素っ裸にされたメグロジュニア君。
ヤツを眺めていると、ふつふつとカスタム魂に火がともる…
な~んとなく、イメージを描いてみたが….
「な~んか、違うのよね~」
シナプス活性化のためにもじっくり妄想するのである。
ある日のエピソード⑤
アイアンのロッカーシャフトのキャップ
通称『目玉』の交換だ!
オイル漏れをきっかけに、新品にしてやったった!
マイナスや六角バージョンも存在するが、私はこれが好み。
う~む、いいね!
0.01の私の目玉も替えたいものである。
ある日のエピソード⑥
今年もガキんちょには嬉しい『夏休み』がやってきた。
あまり私には関係のない『夏休み』だが、
今年はそうも言っていられない….。
地元自治会の役員で『育友会代表』なるありがたきポジションに任命された今期。
そうだ、町内恒例行事『ラジオ体操』を仕切る役がやってきた!が~ん
1週間、毎朝6時に起床し、近くの公園で「ハイ1.2.3…..グキッ!!グエッ」
ステンレス並みに硬くなった私のきんに君…
『ラジオ体操第一』の後半、ピョンピョンと飛ぶところで酸素マスクが欲しくなる私であった。
ある日のエピソード⑦
フルレストアのお手伝いさせていただいた
昔懐かしヤマハの名車『チャピー』だ。
小気味良い2サイクル音が胸を打つ。
オーナー様はハンドメイドの革細工店『RUST LEATHER』を営むH社長。
「ハッハッハ、素人よ」と言いながら、さすがは職人気質。
バラしや組み立ては全て自身でこなす!
とにかく彼のこだわりはハンパない!
ベースは走行2000キロと実走行と思われ、年式の割りには程度のいい車両。
我々なら『ゴシゴシ&そこそこの塗り塗り』で仕上げるのだが、彼は違う!
再メッキを始め、塗装、ボルトの1本1本、ラバー部品…
見えるはずのないマニアックパーツまで限りなく復元&新品に!
結果…
「はい、新車です。ピカ~ン」
む、無性に欲しくなる1台なのだ。
今度のNEW ODER 持ってこかな…
ある日のエピソード⑧
暑さには強いつもりの私だが
先日さすがに立ちくらみの連発….
「き、今日はアカンやつや….」
作業場の温度計を見ると…
「だ、だれか….グリーンソフト(和歌山名物)…..」
つぶやいてしまった….
ある日のエピソード⑨
なんとか形になったコンプリート車両の250TR
雑誌の取材前日までゴチャゴチャさわり
ギリギリのところでセ~フ!
今回はベースがスクランブラー系のバイクにもかかわらず
オールドレーサーな雰囲気を演出してみた。
最近の国産車には珍しい
ルックスが非常にシンプルで受け入れやすいデザインのこのエンジン。
KAWASAKIらしいツボのついたOHC単機筒の人気車両だ。
当初、仕入れた段階ではただの中古車にする予定だったのだが、
入庫して唖然….ボ、ボロ~….汗
こうなりゃダメもとでむちゃくちゃにしたれ!!
と、サンダーを振り下ろしたのが始まり。
あれやこれやと無謀な案が出ては挫折を繰り返し、そして放置…
ひらめきに身を任せ、できたのがコイツだ。
『レアな車両』が好きな私だが、たまには現行車も悪くない。
さぁ、こいつでNEW ODER 行きますか!