めっきり秋めいてきた昨今。
日中は汗ばむ日もあるが、それでもかなり過ごしやすくなったものだ。
朝晩にいたっては『涼しい』を通り越して『さむ~』の言葉が出てくる。
ん?そうだ、この瞬間だ!
この一瞬こそ私の嫌いな『冬』を思い出す瞬間…。
「イヤ~ン寒いのきら~い!」
いや~しかし人間とは不思議なものである。
この間までの猛暑真っ只中。
汗をダラダラかいてはクーラーの部屋に逃げ込む…
なんて日々の中、人は極寒の『冬の感覚』なんてモノをす~っかり忘れてる。
コタツに入り、ファンヒーターの前で縮こまってたなんて想像もできないのでは?
「冬ってどんなやったやろ?」
と40回も経験してるのに、真夏の中ではイマイチピンとこないもんだ。
その逆も同じ
真冬の真っ最中だと
「夏に川でチャプチャプしてたなんて信じられん!」
な~んても思う。
要するに、人は『今』の環境を感じるのに精一杯で
『ひと昔前』のことなど頭にないということだ。
季節以外の物事でも同じことが言える。
人並みの生活をしてる中、幸せの中にもやはり悩みもあり苦労もある。
そうやって日々その瞬間を生きているのだが、
気付けばそれが幸せかどうかも感じないまま過ごしている。
しかしだ、私事で言えばその昔、永い入院生活なんて時期もあった。
当然『今』よりも辛い時期だった。
ならば当然『今』の方がイイ。
だが、そんな『昔』も毎日思い出し生活してるわけではない。
そう、『辛かった』と言うキーワードを常に心に刻み、
そしていかにコントロールするかで人は『今』という時を大切に生き、
その上で成長していくのだと私は思う。
『経験』というものも、時折思い返さなければ
頭のハードディスクではただの無駄ファイルでしかないのだ。
というわけで、アイフォン6がたまらなく欲しいが
昔のポケベルよりまだマシなので我慢しよ~…チン
ある日のエピソード①
ある日のことだ。
イツメンたちが店に集まる中、
友人のグラサンが目にとまり、何気なくかけてみた。
「意外と似合うね~」
瞬時に『第一回グラサン選手権』の開催となる。
そこへ一人の男が車へ向かい、なにやらゴソゴソ….
戻ってきた彼に我々は頭を下げることとなった。
「お勤めご苦労様です!!汗」
北野タケシ監督の『アウトレイジ3』のキャストが決まった瞬間だ。
ある日のエピソード②
かなりのスローペース作業のCB650
なかなか手がつかず、お客様には迷惑をかけるばかり。ペコリです。
そんなボチボチ作業ではあるが
もっとも難関であるキャストホイールからスポーク化が
ようやく実現された。(てかまだリヤだけ…汗)
しかもリヤでは珍しい19インチときた。
CB500のハブを入手、そしてスポークは特注だ!
ひとまずイメージを掻き立てるため仮にローダウンして組んでみる。
「う~む、いいぞ~!!!」
とにかくちょっとは前に進んだ….かな
がんばりま~す!
ある日のエピソード③
最近、特にだが毎日ギターを弾いている。
息子に教えてるってのも理由かもしれない。
そんな中ふと昔を思い出す。
その昔、淡い高校の青春時代。
がむしゃらにバンドに熱中していた頃だ。
もっぱらコピーしていたのが時代を一世風靡していた伝説のバンド
『BOOWY』。
全てと言っていいほど弾けていたギターフレーズだが
20年以上も経つとス~ッカリ忘れてる…汗
懐かしく久々にCDを聴くと、無性に弾きたくなってきたぞ!
てなわけで、バンドスコアをゲ~ット!
う~ん、なつ~い!
ちょっと見てピロピロ弾いてみる。
「マリオネ~ット♪ピロ~ン♪」
ワッハッハ!まだまだできるじゃん!
老化防止はこれに限るのだ
ある日のエピソード④
飽きることなく『ドラム』にハマってる次男坊
私のスキルをいとも簡単に習得する上
習いに行ってるティーチャーも「センスガいい!」と太鼓判。
思いの他ヤレるというので、つい私は想像する。
「オオモノになるには今がチャーンス!目指せ左手うちわ!」
と、嫁を説得、んでもって本物購入を決断!!
誕生日でも子供の日でもなんでもないのに買うたったわい!!ガ~ン
「ホンマお前は幸せやな!感謝しろ!」
と言うよそで私が欲しいというのが8割しめているのは言うまでもない….
有難うセカイ!ヤッホー!
ある日のエピソード⑤
ドラムが来たのはいいが
今まで使っていた『シンセドラム』とは大きな違いが一つある。
「音がデカい」
ひとたびスティックを振り下ろすと
そこはブラジルのカーニバル会場のように賑やかになり、
台所に立つ嫁もサンバを踊りだし、家事もままならないという始末に。
「こりゃ近所もたまらんじゃろか…汗」
ならばと『防音対策』決行だ!
久々の日曜大工、
不慣れな大工仕事に奮闘する。
さすがはこの道では素人
丸ノコはつぶれ買い直すわ
木クズを吸い込みすぎて掃除機はつぶれるわ
結果、猫の手ならぬプロの手をかりるわで、もう大騒ぎ。
数日にわたり作業遂行
『元ガレージライフ』は『スタジオ・ライフ』に変身したのだ!
これで少々大きな音をかき鳴らしても大丈夫。
夫婦喧嘩をするときにももってこいの場所が誕生したという。
ある日のエピソード⑥
またもや次男坊ネタ
小6の息子が修学旅行という。
楽しみ過ぎて朝5時に起床!はや!
結果バスの中ではほとんど寝ていたらしい….
デタ~!お決まりの京都土産『ヤツハシ』
好きなんよねコレ
ある日のエピソード⑦
2か月一度の恒例行事、『私』の車検日がきた。
毎回毎回、尿検査に採血….。
いつもながらズラリ数値が記載された検査結果の紙が渡される。
う~む、私が患っている『腎臓』以外もこの検査でわかるのだろうか。
そこで先生に聞いてみた。
「人間ドック的のモンをしてないけど、そんなんで大丈夫だっか?」
「だいたいわかるけどCTも撮ったらえ~でんな」
「ほなお願いしまっさ」
男41….
バイクで言ううなら3万キロは回っただろう。
あちこちガタがきてもおかしくない。
同世代との呑み話も『健康』についてのお題が多くなってきた。
「もっと早く気づいていれば!」
なんてテレビもよく耳にする。
少々お金はかかるが、こんなタイミングだからこそ検診しておくべきだ!
そう思い、いざCTチャレ~ンジ!
「はい、ここへ寝て、ズボンを半分おろしてくださいね」
思わずパンツもおろしかける。
「パンツはいいですよフフフ…」
「……」
「はい、息をとめて~」
「グイ~ン」
「….」
痛みも感じずあっという間に私は輪切りにされ検査終了。
「こんなんで人間の中見えるってスゴい機械やな」
現代医学のすごさを知り、感心と同時にもう一つ気になる文字が目に入る。
そのドデカイ機械には『TOSHIBA』とメーカー名が堂々と刻まれていた。
「か、かっこい~、トウシバ…汗」
店の潰れたFAX機はTOSHIBAにしようと心に決める。
そう『ネームバリュー』とはこういうことなのだ。