第一章からの続き

 

…とは言うものの、

現段階で『すぐ透析』と言うほどの数字ではない。

しかし担当医が言うには

『近い将来』

ということだけは言えるようだ…

 

先日検査の結果、とうとうその数字が大台に乗った。

 

ガラッ…!

「先生!どないですの!汗」

「フフフ…知りたい?ニヤ…」

「う、うん…ゴクッ…」

「ハイ出ました!3超え!ラッキーナンバーよ」

「バンザーイ!!…ってオイッ!汗」

 

恐れていた数字がとうとうやって来た…

『クレアチニン』の数字が『3』になると言うことはどういうことか…

まず、『極妻』の「かたせ梨乃」を頭に浮かべてほしい。

「おんしゃ〜〜!覚悟しぃ〜や〜〜!!」

わかりやすく言えばこう言うことである。

 

通常、健康な人の数値は男性で0.5〜1.1とされており、

(単位はmg/dl)

だいたい『8〜10』と言う値ぐらいで透析に踏み切るのが一般的らしい。

「な〜んだ、3だったらまだまだじゃん!」

と、思いきや、そこの君!あなどるなかれ!

『3』という値がこの世界ではボーダーラインのようで、

この値に踏み入れようものなら『8』など目と鼻の先!

YPVS仕様のRZ250のごとく急速に加速すると言うのだ!

早い人なら1年後にはゴングが鳴る…

「ダメよ〜ダメダメ」

懐かしいフレーズが頭を駆け巡る…。

 

「お代官様!助けてくんなまし!何でもしますけん!泣」

「ほ〜、おぬしも少しは賢くなったようやの〜」

「へー!お恥ずかしい話で、で、何をすれば…?汗」

「大きな声では言えんがな、まぁ、ちとちこ〜よれ…」

 

普段は5分で済む受診だが、今回は違った。

さてその策とは…

 

第三章へ続く…

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One Response to 2016.10.10 『病』第二章

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